2008年05月10日

5歳児でも、手紙には心寄せる!

 1月13日の成人の日、5歳の息子に、「夕方6時に帰ってくるから、一緒に遊ぼう!」と約束して、休日出勤しました。しかし、結局仕事が終わらずに、6時どころか、翌朝2時ごろの帰宅となってしまいました。おまけに火曜日は大阪へ出張のため、朝6:30の新幹線に乗らなくてはなりません。そして、木曜日の深夜まで、帰って来ません。
 案の定、「パパが帰ってこない! 遊ぼうって約束したのにー! えーん!」と、8時ごろべそをかき出したとのことでした。

 約束を破ったパパとしては、顔を合わせられないので、謝ることもできません。そこで、家内の助言もあって、手紙を書くことにしました。

ひろくんへ

 ごめんね。かえりがおそくなってしまて。ひろくんとあそびたかったけど、どうしてもおわらなくって...。
 パパ、おしごとのすすめかたが、おそいから...。ほんとうにごめんね。
 もくようびの夜かえってくるね。おみやげかってくるからね
ぱぱ

 紙は、会社で使っているメモ用紙に、走り書きのように、ボールペンで書いただけのものです。ほんとうはもっとたくさん書きたかったのですが、あいにく手がつかず、やっとかいたものでした。

 これを、テーブルの息子のすわる場所に、置いておきました。

 私は、たったこれだけのことなので、すっかり忘れていましたが、二日後、家内からのメールをホテルの部屋で深夜読んで、涙が出てきました。

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宏樹は、あなたからの手紙を毎日何回も何回も見ています。
読めるのかどうかわかりません。
一度「読んで」といわれたので憶えたのかもしれません。

昨晩は、ばーばが風邪のため、泊まらずに帰りました。
昨晩も、今朝も、大切にしていました。
そばで見ていて、ジーンときます。
手紙をしたためるのはいいかもですね。

ちなみに、「お土産かってきますって、どんなのかな」
これにも、わくわくしていますから(笑)

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 「手紙」の力に、驚きましたよ。たった5、6行のメモ紙ですが、息子は大事に大事に、壁に貼って、眺めていました。

 もちろん、息子がかわいいと思ったことは言うまでもありませんが、会えない相手に、「手紙」を書くというのは、これほどまでに存在感があるものかと、思い知らされたのです。

(田上恭由執筆「商売繁盛デザイン研究所 ニュースレター」10号 2003年1月15日号より抜粋、加筆、要約」)
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