2008年05月10日

質の良いアルバイトが集まる求人広告のデザインとは?

 アルバイトやパートの活用は、今や必須の業界のノウハウです。特に、店舗や飲食店の方は、当然ながらバイトなしでは商売が成り立ちません。
 では、法人営業をやっている企業では、どうでしょうか? もちろん、いるといないのとでは、大きな差が出てきます!
 たとえば、雑多な仕事。いつかやろうと思っていた、DMを打つ先のリスト入力や、DMの印刷、ホチキス、封入、封印、切手貼りの作業。これはテストのうちは自分でやっても良いですが、アルバイトの手を借りてこなした方が当然ながら、効率が良いわけです。
 また、お使いや電話とり、買い物、少額の振込や記帳なども、アルバイトの手に任せる方が、その間に本来するべき仕事に集中できて、効率がグンとアップします。
 社員を雇うと、コストは1日2万円から3万円くらいは若手でもかかりますが、一日5、6000円程度で済みます。社会保険や雇用保険なども不要です。アルバイトをする側にとっても、バイト料をもらいながら、社会勉強できます。
 このようなことから、当社では、バイトの力無くしては、業務が成り立たないくらい、手を借りまくっています。

 さて、このアルバイトですが、質が問題となります。どんなに安い時給で雇えても、使いにくいアルバイトを採ってしまうと、仕事が全然はかどりませんし、人間的な部分でかみ合わないと、仕事を教える気にもなりません。いっしょに職場にいることさえ、イヤになってしまいます。気軽に採用できるとしても、この部分を最低限守れる人材を採らないと、全然仕事がはかどらない結果となります。

 質の良いアルバイトだと、任せた仕事がはかどるだけではありません。中には仕事を覚えて、社員になってくれることもあります。当社にはそうして社員となったケースが複数ありますが、いずれも貴重な人材として、定着してくれています。

 さて、このように、会社の運営を効率よくしていくためのアルバイトの採用には、私も頭を痛めてきました。はじめてアルバイト採用の広告を出した3年前などは、たったの3人しか問い合わせがなくて、3名とも採用したことすらありました。
 しかし今回、56,000円で「週刊an九州版」に2週間連続で4回掲載して、前回の約8倍の23件もの問い合わせがありました! CPIは2434円。大ヒット作です!

 まず、目立って、親しみも持ってもらうために、以前から使っていた、スタッフ全員の似顔絵を持ってくることにしました。社長自身を真ん中にして、いっしょに呼びかけているような雰囲気をつくりました。これを相談したanの担当女史もえらく喜んでくれて、これはいけるかも、という雰囲気となりました。
 そして、タイトル。これは、似顔絵があるから、特にこらずに、簡単な言葉で、話しかけるように、コピーを作りました。「私達を手伝ってくれませんか?」。次に、私は弱冠36歳で、若くて、社員も若い人ばかりという点を強調し、敷居を低くするために、「社長36歳が最年長。若いスタッフばかりの働きやすい職場です」としました。

 次に、「データ入力等でパソコンの操作をより上達させたい方には最適なバイトです。(バイトの方にもメールアドレスがありますヨ)という、バイトに来た上に、自分の能力が高まるという期待を持たせました。そして、実際の現役バイト生に、どうしてうちのアルバイトを選んだのかや、他のアルバイト場所と比べて、うちのバイトはどの点が良いかを尋ねて、「飽きが来ることがない仕事ですネ」、「時間内でできる分だけ仕上げればいいから、楽しく仕事ができます」といった、今回募集する相手と同じ視点を持っている人の声を載せて、社内の仕事のイメージを、明確に持ってもらえるようにしました。(これが、ダイレクトセールス広告で言うところの「お客様の声」に相当します)。

 今回のコピーのほとんどは、今回私ではなく、管理や人事を担当する私の家内が、今回は作りました。

 実際に面接に来たアルバイトに聞いてみたところ、やはり似顔絵で親しみ易かった点はポイントが高かったとのことでした。最近の若者は、厳しいことや自分と離れた世代の人間とのつきあいをあまり好まない傾向にあり、その代わりに、居心地の良さや気楽さ等が求められているようです。スタッフ全員の似顔絵求人広告は、そうしたポイントにはまったようです。

 面接するアポイントが入ったのは16人で、ドタキャンを除いて実際に面接したのは10人。6人のうち、3人はキャンセルの電話もなし。こんな失礼な人がそれほどいるのは、求人誌営業担当女史曰く、「だいたいそんなもんです」。こんなことに、はじめて気がついたのも、これほどたくさんの問い合わせがあったから。採用は2人で、なかなか良い人材が採れました。早速来てもらってます!

(田上恭由執筆「商売繁盛デザイン研究所 ニュースレター」8号 2002年11月15日号より抜粋、加筆、要約」)
posted by がみぽん(旧:ニャンダー) at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ●プロが決して教えない効果が出る販促実例集
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